多摩市一本杉公園の古道跡保全活動
一本杉公園古道整備 多摩市から表彰受けました
徳川家康の道(日光東照宮への千人行列道)のメンテナンス整備を実施しています。
多摩市内で27年ほど前にその痕跡を確認できていた古街道「家康の日光改葬・千人行列の道 」すなわち御尊櫃御成道 (ごそんひつおなりみち)」の推定痕跡 を、2018年から多摩市公園課のアダプト制度を活用して、実際に歩くことが出来るようメンテナンス活動を本格的に行っています。
このたび多摩市から「令和5年度 多摩市まち美化貢献者・団体」として 表彰されました。これは多摩市「公園施設等管理里親制度」を活用し篠竹の駆除・倒木の撤去や枝払い、下草刈りなどを行い、人が歩ける平地を整備してきたものです。今後は、古道の推定箇所を調査し、歴史古道説 明標識の設置なども検討していきたいと思います。 この古道跡を訪れるひとが、400年前に思いを馳 せ、歴史の面白さ・楽しさなど実感していただけれ ば大変嬉しく思います。
【御尊櫃御成道 (ごそんひつおなりみち】について
多摩地区では存在がほとんど知られてこなかった江戸時代初めの歴史ある街道跡で、元和3年3月15日~4月4日 までの20日間にわたって、徳川家康公の神霊を家康公の遺言通り、静岡県 の久能山から日光東照宮に改葬した際に、柩 (櫃)を 御車に乗せ、本多正純、土井利勝、松平正網ら有力大名300騎と1000人の供奉された人々合わせて1300人の大行列が通ったといわれる道。