【テーマ】内モンゴル高原“秦始皇帝の直道”~実地踏査報告と徐福伝説の謎~
【会 場】多摩市関戸公民館 8階 大会議室
【時 間】14:00~ 16:10(途中休憩10分)
【講 演】宮 田 太 郎 (古街道研究家/歴史古街道団団長)
【参加者】63名
【内 容】
今から2200年ほど前の弥生時代の始めに、秦始皇帝の命令で不老不死の妙薬を求めて日本に来た徐福がたどった伝説の道を韓国済州島や熊野にて探索。
また実際に中国から内モンゴル自治区のオルドス高原までを探索し、遂に始皇帝の大街道を確認して来ました。日本人として現地に到達できたのは私と、同行の風間武さんだけなのかもしれないとのことですが、その踏査報告ならびに関連する「徐福」の伝説についてお話しします。
【感 想】
今年初めての宮田団長による歴史講演会でした。
妙桜寺近くの鎌倉古道の踏み跡から始まり、徐福伝説、秦始皇帝の直道、小野氏、酒折宮と
興味をひく講演で勉強になりました。
また鎌倉時代、紀元前の中国、済州島、新宮、琵琶湖湖畔、甲府といろいろな時代、場所にも
つながる講演会でした。
“秦始皇帝の直道”は、すごいですね。国家プロジェクトといえ工事、メンテ等大変だったでしょうね、次回は、「オルドス文化」つながりで゜「小野氏」に関する講演会も予定にあるみたいです。
楽しみですね。
ー講演会の様子ー
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●徐福
徐 福(じょふく、拼音: Xú Fú、生没年不詳)は、秦の方士斉国の琅邪郡(現在の山東省臨沂市周辺)の出身。
別名は徐巿[注 2](じょふつ)。
史記に始皇帝に命ぜられ、不老長寿の霊薬を得るため日本に渡来したという記述があり、
中国、日本、朝鮮半島に多くの逸話、伝承が残っている。
●秦始皇帝
始皇帝(しこうてい、紀元前259年2月18日 - 紀元前210年9月10日)は、中国の初代皇帝(在位:紀元前221年 - 紀元前210年)。
●秦の直道とは・・・
秦の直道とは、北方の匈奴対策のために始皇帝が蒙恬に命じて築造させた軍用道で、子午嶺という標高1,600~1,800m程の尾根線上を通過する。
首都咸陽北西の雲陽林光宮[漢甘泉宮](陝西省咸陽市淳化県梁武帝村)から九原郡(内蒙古自治区包頭市九原区)まで延びており、いわば国家プロジェクトとでもいうべきもので、司馬遷は「三十五年、除道、道九原抵雲陽、塹山堙谷、直通之。」
と記しており全長750 ㎞に及ぶともいわれる秦の直道が完成したとされる。
いわば日本の古代官道の源流ともいうべきものである。
(西海道古代官衙研究会 平成21(2009)年10 月25 日小鹿野氏資料より)
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