宮田団長ウォーク:“源義経伝説”シリーズ❸


多摩丘陵の「源義経伝説の道」を歩く  ~鶴川周辺(能ヶ谷、岡上)編~


山伏・谷戸、円覚院跡   営農団地内にある天神谷戸は、山伏谷戸とも呼ばれていて、かつては「持宝院」「円覚院」という寺院があり、山伏が約300年前に京都から岡上に移り住んで、護摩札配布や祈祷などで、村人に民間信仰を伝えていたようです。
山伏・谷戸、円覚院跡  営農団地内にある天神谷戸は、山伏谷戸とも呼ばれていて、かつては「持宝院」「円覚院」という寺院があり、山伏が約300年前に京都から岡上に移り住んで、護摩札配布や祈祷などで、村人に民間信仰を伝えていたようです。

 

 

集合 :小田急小田原線「鶴川」駅 北口改札前 10:00

解散 :「鶴川」駅前 15:40

ガイド :宮田太郎団長

参加者 :45名

 

【内 容】

新シリーズとして2021年春から実施中のwkで、多摩丘陵に残る源義経伝説に関連する土地30か所を探索するシリーズの第3回目となります。今回は、小田急線「鶴川」駅周辺の能ヶ谷、岡上周辺の飛鳥・奈良時代の国造りに関する測量ラインのロマンと、鎌倉時代の源義経らを支援した熊野来住武士団の拠点などを探っていきます。 

 

【コース】

小田急線「鶴川」駅北口改札口前(10:00集合)~ 旧津久井道~ 香山園入口(義経支援の熊野豪族・神蔵家跡)~ 元木山柵跡 ~ 鶴川H地点遺跡地 ~ 鎌倉街道早ノ道 ~ 推定古代測量台①(能ヶ谷神社) ~「鶴川」駅周辺(各自昼食)~ 義経支援・山伏谷戸の円覚院跡 ~ 古代測量台②~三輪瓦窯跡~岡上丸山遺跡~岡上東光院~「鶴川」駅(解散:15時40分)

 

【感 想】

今にも雨になりそうな雲行きでしたが、一時小雨になった程度でウォーキングができたことは幸いでした。

本日の義経伝説シリーズその3では、上記の内容に記載したとおり、2つのテーマを中心に歩きました。

鶴川という地域に、古代の飛鳥・奈良時代の痕跡や、鎌倉時代の源義経伝説が多く残されている、ロマンと謎の多い場所であることを認識しました。

 

中でも印象に残ったのは、お昼前に参拝した能ヶ谷神社で、江戸時代に創建された神社ですが、何と推定古代測量台の位置に鎮座しているのです。正に武蔵国府正中ラインの線上にあり、なぜ、どうして、興味は尽きません。

 

午後は鶴川駅から南へ向かい、義経支援・山伏谷戸の円覚院跡を通り、本日2番目の古代測量台跡(富士塚)を訪れました。

この場所も古代測量正中ラインの線上にあり、と同時に3市(川崎、町田、横浜)境界線がある地点でもあるのです。

その後、公園となっている三輪瓦窯跡を訪れました。

 

当時の職人さんは、どこからどのように材料となる土を運んだのでしょうか?近くの鶴見川?

ウォーキングの途中に見晴らしの良い場所もありましたが、曇天のため霞んで見えなかったのは残念でした。

ほぼ予定通りに鶴川駅前に到着し解散しました。  お疲れ様でした。

ーウォークの様子ー  写真をクリックで説明を見ることができます。