月例 多摩よこやまの道を歩こう!
~谷戸にはトンボ 木陰にはセミ~奥州古道常盤道から鶴見川源流へ!
集合 : 京王相模原線「若葉台駅」改札口前9:30
参加者: 27名
ガイド: 須知正度
梅雨の晴れ間。自粛からの再開後探索wkが続いていましたが、今回は(感染者増も受け)説明を少なくしての自然観察会。...
鶯の声はあまり聞かれなくなっていましたが、蝉やガビチョウ(特定外来生物指定)が元気よく鳴き、行く先々では多種のキノコ発見。白い外被膜に赤いカサの珍しいタマゴタケや、初めて見るラン科の腐生植物、水引草はもう咲き始めていました。
黒川よこみね緑地では多数のトンボやオタマジャクシ、ガマなど水辺の植物を観察。
急な暑さにバテそうになりながらも、様々な生物をゆっくりと眺めながらの行程でした。
今回で一旦夏時のwk活動をお休みさせていただきます。
暑さはこれからが本番、皆様熱中症などには十分お気をつけくださいますよう。
【内容】
「よこやま」は「横山党」の拠点地「横山荘」(現八王子市)に関すると思われがちですが、武蔵國府(現府中市)から多摩丘陵を眺めてみた時の、「眉引きの山」とも呼ばれた東西を「横」へと連なる尾根の姿を表したものであり、万葉集にも「横山の道」が詠まれています。
この尾根道は数か所で「推定古代東海道」と重なっており、他重要な古道と交叉していた痕跡も見られます。また、武蔵國府に徴集された防人達が歩いて?越えたであろうことが想定されることから、平成 17(2005)年 11 月 23 日、歴史古街道団は「よこやまの道」展望広場に、『防人見返りの峠』の標柱を設置致しました。平成 29年 6 月、新しい標柱への建替えも行っております。
過去6回実施された「さきもり(防人)まつり」では、当時の衣装を纏った防人や万葉人達を登場させ、参加者と一緒に歩くイベントも開催して参りました。
よこやまの道周辺には里山の自然が残されており、四季の移り変わりを楽しむことができます。
夏の今回、黒川よこみね緑地に寄り道しながら、谷戸ではヤンマ、木陰ではセミを探していきましょう!
若葉台駅前(9:30 集合)~丘の上広場~よこやまの道~黒川よこみね緑地~瓜生黒川往還・よこやまの道~防人見返りの峠~よこやまの道~謎の並列古道跡~古道五叉路~京王多摩車庫前バス停 (12時 解散)
ーウォークの様子ー