「古街道の科学検証プログラム」現地探索会❷
【実施日】2020年6月14日(日)
【調査チームリーダー】宮田太郎(団長)
【参加者】28名
【テーマ】
「鶴見川以南の“奈良時代・古代東海道”の痕跡を追う
謎の駅家跡とすぐじ山遺跡~古代測量台ロマン編
【内容】
「続日本紀」の記載にある相模~武蔵~下総の国府間の駅家の位置の現在までの学術論解釈では重要な一駅が抜け落ちていた?実際は野津田に存在か――これについては著書「鎌倉古道を探索しよう」
(2015年9月町田市観光コンベンション協会発行。*現在在庫なし)で記事とMAPで紹介。
また2017年9月のイベント「道の力!を活かす時代へ 歴史街道遺産の集い」
(多摩市永山ベルブホール)でも資料付きで概略を発表しました(宮田)。
今回は、 野津田~山崎町~木曽町~古淵~座間と続いたと考えられるルートと駅家の実相を現地に探っていきました。
【コース】
神奈中・野津田バス車庫前~野津田町小川の広場(10:00集合)~華厳院坂・鎌倉古道上ノ道~上の原の推定・古代東海道人工窪地形~鎌倉古道上ノ道~推定・駅家跡(神奈中野津田バス車庫)~丸山橋~町田市ぼたん園(12:05~12:40昼食)~車塚~七国山の鎌倉古道、鎌倉井戸~山崎八幡神社~すぐじ山、すぐじ山下遺跡跡(山崎中学付近)~忠生公園(15:25解散)
~忠生公園前バス停~路線バスで町田駅へ。
14日(日)小雨の中、ドクダミの香りに包まれながら実地踏査ウォーキング、第2弾。
高温多湿と降りやまぬ雨に、8割位の行程で終了しました。
野津田車庫付近は、古代東海道の駅家があったと推定される所。
保全活動されている「華厳院坂」から上ノ原へ上がっていき、山を分け入って古道の幅を人海戦術で計測。14・5人が横に並び、楽しみながらの検証となりました。
芝溝街道を跨ぎ、ぼたん園で昼食。まだ雨降りがやみません。
午後、七国山・鎌倉井戸を経て、団長推定道を山崎方面へと進み、すぐじ山の古道跡周辺を歩き、八幡神社で古代土器を見つけた後、15時半前に忠生公園で解散。
極度の湿温、降雨、高低差の距離に加え、給水タイムが当日の条件下では少なかったかもしれません。
梅雨時における今後の課題となりました。
ともあれ、大半の方が16日OHTORAに参加意向は嬉しいことでした。
ー現地探索会の様子ー