ガイドウォーク


桑都あるき⑤ 

秋川街道と武士団日奉(西)党の郷を探ります


2020年2月22日(土)
 桑都あるき その5
秋川街道と武士団日奉(西)党の郷を探ります

 

集合/高尾駅北口バス乗り場 10:00
ガイド/伊藤ご夫妻 (団員)  参加者/32名

 

【内容】
 八王子の別呼称 「桑都(そうと)あるき」として八王子市内を巡りました。
 前回歩いた陣馬街道日枝神社の浅川対岸の宝生寺から「下げ坂」を越えて川口兵庫介館跡に出ました。
そこは旧川口村で武士団横山七党の一つ「日奉(ひまつり)党」の故郷です。平安末期から戦国初期まで田畑を耕し、船木田荘川口を統治した河口氏(後に川口)の史跡を訪ねました。
 鎌倉・室町時代に創建された寺社仏閣が多く、途中の法蓮寺はファンキーモンキーベービーズのDJケミカルさんのお父様がご住職です。

 

【コース】
 高尾駅北口1番バス停~陵北大橋バス停~宝生寺~川口兵庫介館跡~塩野倉之助の碑・安養寺~法蓮寺~長福寺・鳥栖観音堂~川口事務所(昼食)~龍正寺~長楽寺~北村透谷の幻境の碑~熊野神社~三光院~熊野神社前(15:20解散)~森下バス停

 

心配されていたお天気が嘘のようなウォーキング日和の一日でした。
 秋川街道と武士団日奉(西)党の郷を巡りました。高尾駅から宝生寺行きのバスに乗り、陵北大橋バス停で下車。
 宝生寺は童謡「夕焼け小焼け」の碑で有名です。


 下げ坂から川口に抜けていく道の傍を北浅川が流れています。その川に簡易橋が架かっていて陣馬街道の前回行った日枝神社に出られます。明治の地図に記されている神戸の渡しがあった場所かもしれません。下げ坂を登り切ったところにある川口兵庫介館跡の広い大地を見渡すと暮らしやすかった場所ということが実感できます。そんな場所だからこそ、乳児を抱いた土偶がこの近くの宮田遺跡から出土したのかもしれません。また五日市から始まった自由民権運動がこの秋川街道から町田まで続いていたのも不思議な事では無いと思います。
 法蓮寺の涅槃図の掛け軸拝観や満開の梅の香りとつるし雛のイベントなど思いがけない出会いがありました。
また、手作りのお饅頭屋さんでは20個しかなかったお饅頭に皆さんが殺到していました。下見の時に話をしていたので「今日は来てくれると思っていたけど、こんなに多い人とは思わなかった」ということでした。
 

新型コロナ肺炎の影響で参加される方が少ないと思いましたが32名の参加がありました。ホームページを見て若い方の参加もあり嬉しく思いました。また、参加をお待ちしています。

ーウォークの様子ー