2019年12月21日(土) 鶴川駅北口改札口9:30
古代街道・科学的検証プログラム始動!プレ第4弾 野外教室編④
これぞ「古代東海道」が造った 大規模窪地地形?!
~小野路五反田から野津田上ノ原(東京都町田市)~
ガイド:宮田団長
46名参加
古代に防人が歩いた万葉時代の古代街道の位置を割り出す「科学検証・プレイベント」4回目は、800Mの窪地状痕跡の「野津田上の原遺跡」(町田市)を探索します。ここは、国分寺市で発見された「東山道武蔵道」・全長 330Mの痕跡の 1.5 倍近い長さにあたります。小野路川の渡河点には道幅 12Mに該当する土地の区割りが前後に続き、近くでは国内最大級の鎌倉古道も並行して発見されています。その先の野津田バス車庫で、この古代東海道が「奈良時代・続日本紀ルート」と「平安時代・延喜式ルート」が分岐するという宮田団長の説を検証していきます。
「上の原遺跡」とは?
平成4年に宮田太郎氏の要請で野津田公園内で行われた埋蔵文化財の発掘調査により確認された遺跡です。縄文時代から古墳時代、古代、中世及び近世にわたる複合遺跡であることが確認されています。中世の道路状遺構として掘割状の遺構が検出され全長で約200メートル、最大幅12メートル、深さ4.5メートルを測るV字状の深掘割遺構であるといいます。現在は覆土をして地中保存をしたままになっています。
【コース】
小田急鶴川駅北口「鶴川駅前やすらぎ公園」(9:30集合)~多摩センター駅行きバス「五反田」バス停下車~湯船~リニア新幹線小野路非常口現場~小野路川渡河点の区割り~野津田公園・鎌倉古道発掘現場 (上の原遺跡)~昼食(12:20~13:05)~古代の烽火台跡(飛尾、飛平、焼辺)~
華厳院坂~古代東海道・駅家推定地(野津田バス車庫付近)~野津田バス車庫付近(15:55解散)(鶴川駅方面、町田駅方面へ)
曇り空で午後になると歩いていないと寒いくらいでしたが、野津田公園内の各所を探索して団長からの説明を聞きました。初めて歩く場所も多くてとても面白い2019年最後のウォークでした。
皆様、ご参加有難うございました。
ーウォークの様子ー