第20回歴史古街道団総会


2024年度第20回の歴史古街道団総会、並びに歴史講演会を開催いたしました。

①総会 13:30~14:30 ➁歴史講演会 14:45~16:15(総会終了後)


 

1.歴史古街道団2023年度 活動報告

 

期間=2023(令和5)年4月1日~2024(令和6)年3月31日

 

2023年度は、「歴史古街道団20周年記念事業(2024年秋冬)」に関する大まかな方向性を念頭に置きつつ、歴史探索ウォーキングのテーマを広く多摩・武蔵野エリアや神奈川県域にさらに拡大し、また新たなガイドリーダーを加えてバラエティーに富んだテーマと内容で野外

活動を行いました。

 

また3か月ごとに発行した団報(50号~53号の計4冊)でも、様々なテーマで取り組みました。

「ついにつながった七箇所の古代東海道の推定遺構、縄文ロード探索、武相観音巡礼道(小山田)、稲城上谷戸の健康ウォーク=50号」 

 

「分科会方式の推進、古代東海道の遺構シリーズ、会員交流会(パルテノン多摩)、小山内裏峠古道、桑都歩き、青柳崖線の湧水、よこやまの道シリーズ=51号」 

 

「丘陵尾根の古道と水辺の里道、徳川家康&天海僧正の道(団長講演)、座間星谷・武田信玄の新国家構想ロマン、座間目久尻川、上溝城址、高座渋谷の滝山街道、江戸時代絵図で歩く鶴川・野津田、相模川の石ころ探索、成瀬ウォーク、古代のレイライン(多摩境)=52号」 

 

「三つの活動分野推進(交流・遺し伝える・楽しむ)、当団の一本杉公園内の家康の道整備活動が表彰されたニュース(多摩市)、阿佐ヶ谷の鎌倉道、よこやま道の尾根からの展望を楽しむ、毛呂山町の国指定・鎌倉街道訪問ならびに毛呂山町歴史民俗資料館副館長様のご講演(多摩市関戸)、桑都歩きシリーズ、地図を片手に豊田・日野、大磯・高麗山で発見した古代街道遺構=53号」などです。

 

真夏の休みと真冬の活動日数が少ない時期がありながらも、約40回近い活動が維持できたことや、一般からの参加が増加していることは、団員様の積極的なご参加に加えて、ご友人・ご家族へのお声掛け、また温かいご理解協力があってのことと、運営委員一同感謝致しております。

 

 

2.歴史古街道団2024年度 活動計画 

 

Ⅰ】今年度に新たに取り組む活動テーマと目標

 

① 20周年事業の一環として、これまで積み上げてきた実績を資料としてまとめ活用していきます。

 

②「多摩丘陵のすぐれた歴史環境を、国による視察に結び付けることを目標に、関連する研究チー

ム・団体などの協力で基盤づくりを推進していきます。また「街道科学」の視点に立って、地図・

地形・地勢・遺構学・考古学の立場での解析方法の研究を、多方面の研究機関と交流関係を促進し

ていきます。

 

③「多摩よこやまの道」や「尾根緑道」の価値を見直し、「観光・経済交流」「生涯学習教材とし

て活用」できるような資料・情報提供や提案を行います。

 

Ⅱ】古街道ファン層ならびに参加者の世代幅拡大とPRの促進

 

Ⅲ】20周年に向けての計画を明確にし、団員メンバーの参加協力要請

 

3.歴史講演会(国分寺学芸員 増井有真さん) 

 

講演テーマ:

古代道路から中世の道へ~国分寺市域の東山道武蔵路と鎌倉街道の景観を中心に~